2010年5月31日月曜日

4/28 デザインイノベーション特論vol.1

毎週の講義内容より得られた「デザインアプローチ」についてこのBlogでまとめていく。
初回の講義内容は「ポールランドのデザインとアプローチ」、「ContentsとFormのワークショップ」である。

○デザインとは
デザインする方法として2つの代表的な方法がある。
1つは未来を提案する方法で、何も無いところから全く新しいものを創造することである。最近では、iPadという携帯電話、ノートパソコンとは異なる新しいデバイスが誕生した。
もう1つは問題解決型の方法で、既存の製品や施設環境などの問題点を抽出し、なんらかの新しい方法で解決していくという方法である。

有名なデザイナーは誰もが「自分なりの考え方、デザインアプローチ」を持っており、世の中に求められている人材はオリジナリティのあるデザイナーである。
毎週の講義を参考に私も周りに流されない様な「自分なりの考え方」を身に付けたいと思う。

○イノベーションとは
物事の「新しい活用法」を創造する行為のことを差し、新しい発明や新技術を「技術イノベーション」と言い、人間や社会にうれしい、新しい価値を提供することを「デザインイノベーション」と言う。

○5つのアプローチ
①人間中心設計のアプローチ:対象ユーザーの心地よい体験のために、プロトタイプとユーザー評価を繰り返すことで発見できる。

②魅力的価値の追求:良い物なんだけれど、それが当たり前の品質(扉のドアノブなら回せるのが当たり前)ならば、ユーザー評価の満足度は上がらない。

③異分野のメンバーによるコラボレーション:人それぞれ異なる意見を持っているのは当然である。異分野であればなおさらであり、色々な角度、視点からの意見が期待できる。
Smile Dsign3つのアプローチ
1.感性からデザインのアプローチ(アート的なデザイナーの感性)
2.感性の通例的な
3.感性を論理的に検討するアプローチ(エモーショナルデザイン)

④シナリオを活用したデザインプロセス:シーンを考え、その人がうれしいようなデザインを考える。いつ、だれが、どこで、どういう事で役に立つのか考える。

⑤常にプロトタイプで感じる、確かめる:ユーザーにどう考えられるか見極めるために簡易的にプロトタイプを作る。最初から、難しい技術を取り入れずに人間同士で人間役、機械役などを決めて実験的に試行すると良い。

○ポールランドのデザインとアプローチ
ポールランドはアメリカ合衆国の著名なグラフィックデザイナーであり、様々な企業のロゴデザインを制作していた。特にIBM、UPS、 ABCテレビ、NeXTのものがよく知られている。

1970年代初期から1980年代初期にかけてIBMのために梱包材やマーケティングのための資料のデザインも行い、この中で有名なI(=目)B(=蜂)M(=IBMのM)のポスターが制作された。
また1972年にはIBMのストライプ柄のフォントも登場した。ストライプ柄にすることにより、存在感を薄くしIBMという強すぎるネームバリューを抑えたのである。



以上

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